「うちの子、走るのが遅くて…」。よく聞く悩みですが、足の速さは生まれつきで決まるものではありません。速く走るのは技術です。フォーム・瞬発力・体幹という3つの土台を整えれば、小学生ならどの学年からでも伸びます。
この記事のメニューは道具ほぼなし、公園か家の前のスペースでできます。親子で一緒にやれば続きます。
速く走るための3要素
① フォーム。腕をしっかり振る、目線を前に、つま先で地面を押す。小学生の「遅い」の大半はフォームで説明がつきます。
② 瞬発力。地面を強く速く蹴る力。ジャンプ系の遊びで育ちます。
③ 体幹。走っている間、体がブレないための軸。ここが弱いとフォームが崩れ、力が地面に伝わりません。詳しくは体幹が弱い子どもの改善トレーニングをどうぞ。
低学年(1〜2年生)向けメニュー|まず「遊び」でいい
- スキップ競争:大きく腕を振って高くスキップ。腕振りと地面を蹴る感覚が同時に身につく
- けんけんリレー:左右の足それぞれで10m。片足で地面を押す力を育てる
- しっぽ取り:ズボンにタオルを挟んで取り合い。ダッシュと切り返しの反復になる
低学年はメニューを「練習」にしないこと。笑いながらやっているうちに速くなる、が正解です。
中学年(3〜4年生)向けメニュー|フォームを入れる
- その場腕振り30秒×3:肘を90度に曲げ、後ろに引くことを意識。鏡の前で
- もも上げ10m×3:ももを腰の高さまで。リズムは「タタタ」と速く
- 壁押しスタート:壁に手をついて体を斜めに倒し、その場でもも上げ。前傾姿勢の感覚を作る
- 20mダッシュ×5:距離は短く、本数も少なく。全力で走ることが大事
高学年(5〜6年生)向けメニュー|瞬発力を上乗せ
- 立ち幅跳び×5:腕の振り込みと地面を蹴る力を連動させる
- スタートダッシュ10m×5:「よーい」で構え、合図で飛び出す。反応も練習のうち
- 坂道ダッシュ×3:ゆるい上り坂で。自然に前傾と強い蹴りが身につく
- 縄跳び二重跳び練習:接地時間を短くする感覚づくりに最適
1週間プランの例
毎日やる必要はありません。週3日、1回15分で十分です。
- 火曜:フォーム系(腕振り・もも上げ)15分
- 木曜:瞬発系(ジャンプ・けんけん)15分
- 土曜:ダッシュ系(スタート練習・20m走)+遊び
体幹メニューを寝る前に3分足すと、フォームの安定が早まります。
やりがちなNG
長い距離を何本も走らせる。速く走る練習は短距離・少本数・全力が原則。疲れた状態のダッシュはフォームを崩します。
「もっと速く!」とだけ言う。子どもは何を直せばいいか分かりません。「腕を後ろにグッと引いてみて」のように1つだけ具体的に。
結果をすぐ求める。フォームが変わって記録に出るまで1〜2ヶ月。焦らないことです。
よくある質問
何歳から始めるのが効果的ですか?
動きの習得が速いのは5〜12歳のいわゆるゴールデンエイジ。ただ何歳でも遅すぎることはありません。低学年は遊び中心、高学年はフォーム+瞬発力で組み立ててください。
毎日練習させた方がいいですか?
週3日で十分です。全力で走る練習は疲労が残ると逆効果。休む日も練習のうちです。
運動会までに間に合わせたい場合は?
1ヶ月あればフォーム改善は間に合います。腕振り・もも上げ・スタートダッシュの3つに絞ってください。運動会向けの練習と習い事も参考に。
フォームを見てくれる環境がほしいなら
家での練習で一番難しいのは、フォームの癖を親が見抜くこと。ジロジムでは、かけっこの土台になる瞬発力・体幹・アジリティをゲーム感覚で鍛えます。親子で一緒に参加できるので、家での練習の質も上がります。成城学園前・五反田、初回体験は無料です(通常6,600円)。
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